インテリアブログ イメージ画像

インテリアプランナー 過去問

出典:http://matome.naver.jp/odai/2135079028747433301

☆日本最小のクロガネの家/建築面積:3.4坪

塔の家

キッチン

1階はコンパクトに設計されたキッチンと、コンクリート打放しのダイニングテーブルが占める。左の縦格子の玄関の引戸を開けて階段を4段さがると、天井高2.5mの生活フロアにたどりつく。キッチンの正面は構造の壁を棚として活用している。

階段

階段をオープンにすることで、3層分を貫く縦に伸びる空間が生まれている。階段はH鋼の背骨に無垢の松の踏み面がとりついた安心感のあるデザイン。床の厚さは165mmとし、室内に最大限のボリュームを確保している。

3F

3階はナラのフローリングのロフトのような空間。天井高は1m65cmと最も低い。鉄板を折り曲げた階段を上がると、油圧ハッチから屋上に出られるようになっている。

狭小住宅の代名詞といわれる「塔の家」は建築面積3.6坪だが、この住宅はそれをさらに上回る3.4坪! ほぼ大型の自動車のサイズだ。住宅としては極限とも言える小ささ。おそらく日本最小と言えるだろう。

この家は室内を最大限広くとるために、東西に高さ制限いっぱいのガッチリとした鉄製の大きな壁と6本の角パイプを立て、そこに各階の床を架けるというユニークな構造で成り立っている。各階の天井がそのまま張り出したような、雨除けとメンテナンス用の鉄板の庇が、縦格子とともにこの家の男っぽい印象を形作っている。

正面から脇に回り込む鎧を連想させるスチールの縦格子は、(1)道行く人の視線をさえぎることで住人のプライバシーを守り、(2)格子の隙間から室内に陽の光を採り込み、(3)外の様子を伺うことができるという、3つの機能を併せ持ったスリットの窓になっている。

北側は壁一面のスリガラスで、ここから安定した柔らかな光が入り込んで室内を明るく照らしている。さらに隣地との間にある樹木の緑を借景できるよう、一部を透明にしている。

また、立地が川沿いということもあり、1階の防水コンクリートの基礎を地面から55cm高くなった逆梁の舟形にして、万が一の浸水にも備えている。

☆「ちっちゃな家」/建築面積:4.9坪

平面は幅3.3m、奥行き4.4mというわずか8.4畳の大きさ

LDK

LDKは、あえて節が目立つ杉の無垢板を敷き詰めて、多少傷ついても気にならない柔らかなフローリングとなっている。壁や天井を白くして室内を明るくし、造り付けの収納の扉に大きな鏡を取付けることによって、視覚的な奥行きを倍加させている。

キッチン

エキスパンドメタルの踏み面の螺旋階段は、「ちっちゃな家」の定番アイテム。狭さを解消し、階下に光を落とし、家全体の通気を促すという3つの役割を担っている。

バス、トイレ

ウッドデッキの床が張られた3階のバスルームは奥行き4m強。ガラスの引戸で間仕切られた北側には、同じウッドデッキの小さなバルコニーが続いていて、露天風呂のような雰囲気に浸れる。明るく開放的な演出は、風呂にこだわる建て主へのプレゼントといえるだろう。浴室前のバルコニーから梯子で昇ると、2坪強の家庭菜園ができる屋上になっている。

杉浦伝宗氏の設計になる「ちっちゃな家」は、1996年に設計した第1号から15年を経て、既に100軒を超えた。そして今も造り続けられている。その64番目になるこの家は8坪にも満たない敷地で、シリーズの中で2番目に小さい。ただでさえ狭い敷地なのだから目一杯に建てようと計画していたところ、隣地の地権者の要望で、東側と南側の境界線から50cm後退することを余儀なくされた。

その結果、平面は幅3.3m、奥行き4.4mというわずか8.4畳の大きさになってしまった。ここに基礎を兼ねた地下室を造り、その上から鉄骨造の3階建てを立ち上げて、約16坪の床面積を確保している。

ここでも杉浦氏の提唱する「透ける」「兼ねる」「抜ける」という、狭さを解消するための「空間の3原則」は、螺旋階段やスノコのバルコニーやルーバーの目隠しといったところで、いかんなく発揮されている。さらに屋上には家庭菜園のための土が盛られ、土に親しみたいという建て主の望みを叶えている。
次へ

☆見た目によっては気づかれない、見た方向によっては相当気づく家

変形地の超 狭小住宅

元々倉庫があった15坪の敷地。このように、鋭角が約17度の三角角地となったのは、この敷地により遮断されていた道路を繋げる為に敷地を切り渡した残りなのです。

最大幅16m、鋭角角度17度というわずか15坪の三角形の敷地を最大限に生かすことを考え、このシンプルなフォルムとなったのです。

店舗兼住宅を実現

この土地の北側には、切り渡しのおかげで繋がった道路があります。又、東側には四つ角の交差点がある為、終日人通りが耐えることはありません。I様のご要望は、店舗付住宅。これを好条件と捕らえることで設計が可能となりました。

鋭角に伸びるデッキ

外観は、内部の住居の生活感が外に出ないようにまとめています。
北面の道路側には板金屋根材を壁に貼り、人通りの多い前面道路への存在感と上部居住部分の遮断性を考えました。
板金屋根材の壁で、道路を隔てた内側はできる限りの開放性に検討を重ねました。

キッチン

狭さを感じさせない工夫として、天井高さに高低差を付けて、スキップフロアを採用したことで、ロフト部分を加えて、5層となり、大切なリビングの部分の天井高さは3mとして広がり感を出しました。2階のLDK部分は視線が細長い東西方向いっぱいに通るように、開口部とデッキを設けて遠近感を強調し、奥行き感を出しています。
また、鋭角部分と内部を視覚的に繋げるようにデッキを配置したことで開放感が生まれました。

明るさのために

鋭角部分のデッキスペースから内部へ風と採光が入り込み、快適な環境になっています。

☆面白い、非日常的なスキップフロアの家

狭小地 of 狭小住宅.net

プロダクトデザイナーのご夫妻のこだわりが生かされた家です。
現在はご夫婦住まいですが、将来的には3人住まいになることも想定して設計しました。

階段を中心に

共働きであるご夫婦。平日はコンパクトな動線として、
休日は非日常的な空間で過ごしたいという要望を反映した空間構成となっています。
敷地の形状を利用して、奥に寝室や個室、キッチン、水周りなどを縦4層に振り分けました。
平日の動線をコンパクトに配置し、対して休日はリビングを中心にプランニング。
リビングは6mにもなる天井の高さとし、階段スペースを間に入れることで、広がりと開放感を出し、敷地の幅の狭さを感じさせないようにしました。

通風と採光

建物の後方にも、中庭を設けることで通風と採光を確保し、敷地全体を生かした高さと奥行きの連続感があるのです。

大きな窓

印象的なのは、正面南側の大きな窓です。外の街並みを遮断するのではなく、外部との関わりが密に感じられる狭小住宅になっています。
そこにある風景や自然をよしとし、家の前を通り過ぎる人々も町の風景の一部であり、雨、風、朝、昼、夜等で内部の様子が変化することを楽しむ空間となっています。

☆ポーランドの首都ワルシャワで、幅1メートルほどの、人1人が通るのがやっとだというユニークな住宅が完成し、話題を呼んでいる

幅が約1メートルの住宅を建てる

僅かなスペースをむだなく使い、寝室に台所、トイレやシャワーも完備しています。

広いところでも1メートル20センチほどしかなく、人1人が通るのがやっと

ワルシャワの中心部に建てられたこの住宅は、2階建てで、建物の幅は狭いところでおよそ70センチ、広いところでも1メートル20センチほどしかなく、人1人が通るのがやっとです。
それでも僅かなスペースをむだなく使い、寝室に台所、トイレやシャワーも完備しています。
イスラエル人の作家で若い世代に人気のエットガール・キャロット氏が、仕事場として建てたものです。
ワルシャワは、第2次世界大戦中、ナチス・ドイツの占領下で市内の半分以上が破壊され、キャロット氏の祖父も犠牲になりました。
キャロット氏は、戦争で被害を免れた建物と、戦後に出来た建物との間に、隙間を埋めるようにして建つこの住宅に、「過去と現代をつなぎ、戦争の悲劇を忘れないでほしい」というメッセージを込めているということです。
このユニークな住宅を巡っては、どのように家具を収納したのかなど、海外でも話題を呼んでいて、キャロット氏は、世界各地から芸術家を招いて、創作活動の場としても活用してもらうことにしています。

出典:住めば都?極小住宅で快適に暮らすアイデア

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット

↑このページのトップヘ